パソコン・インターネット関連の技術情報

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※当社サイト内の技術情報をご自身で設定等をする場合は自己責任でお願い致します。

■Windows11の動作要件を満たしていないPCにWindows11をセットアップする

Windows10は2025年10月まではセキュリティアップデートを受ける事が出来ますので、 現在Windows10をお使いのユーザーでも少なくともその期限まではWindows10(22H2に限る)を使い続ける事が可能です。 しかし、Windows10からWindows11に移行したいと思っても、現在使用しているPCがWindows11の動作要件を満たしていない為、 Windows11のセットアップが途中でストップしてしまいます。

マイクロソフトでは、Windows11の動作要件を満たしていないPCでWindows11を動作させることは推奨しておりませんが、 自己責任においてWindows11をセットアップするにあたっての一部の要件チェックをスキップする方法を公開しております。
Ways to install Windows 11(マイクロソフトのサポートサイト)
ここでは、その方法を紹介しますが、あくまでも自己責任で行って下さい。
1.レジストリエディタを起動し、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\MoSetup を開きます。
2.新規キーで DWORD(32ビット)値 を選択し、名前をAllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPUに設定します。
3.値のデータに 1 を設定してレジストリエディタを終了します。
4.Windows11のISOファイルをマウントし、setup.exeを実行すればWindows11をセットアップ出来るようになります。
※要件チェックのスキップはISOファイルからのセットアップに限りますので、あらかじめWindows10のPCにWindows11のISOファイルをダウンロードしておいて下さい。
※上記方法でも根本的な要件を満たしていない場合はセットアップ出来ません。


■自分のグローバルIPアドレスを調べる方法

↓これがあなたのインターネット環境におけるグローバルIPアドレス及びホスト名です。
IPアドレス → 18.207.255.67
ホスト名  → ec2-18-207-255-67.compute-1.amazonaws.com


■ブルースクリーンエラー

ブルースクリーンエラーについては下記ページを参照願います。
ブルースクリーンエラーコード別詳細


■タイムサーバー(NTP)でPCの時間を自動的に合わせる

タイムサーバー名
ntp.nict.jp (情報通信研究機構 公開NTP
ntp.jst.mfeed.ad.jp (インターネットマルチフィード時刻提供サービス
ats1.e-timing.ne.jp (アマノセキュアジャパン(株)
0.jp.pool.ntp.org (頭の数字部分が0~3まで提供 NTP POOL PROJECT

プロバイダでもタイムサーバーを提供している所があります。負荷を分散する上でも加入するプロバイダが提供している場合には、 まずはプロバイダのものを設定してみて下さい。(自分が加入するプロバイダがタイムサーバーを提供しているかどうかは、加入しているプロバイダに問い合わせて下さい)
ntp-tk01.ocn.ad.jp / ntp-tk02.ocn.ad.jp (OCN 東日本エリア用
ntp-os01.ocn.ad.jp (OCN 西日本エリア用


■PC起動時にVPNを自動接続

PC起動と同時にVPNクライアントからVPNサーバーにリモート接続させたい場合、 メモ帳などのテキストエディタで以下の内容のバッチファイルを作成してスタートアップに登録します。 VPN接続名はWindows標準機能で作成したVPN接続情報名となります。

rasphone -d "VPN接続名"

もし、リモート先をドライブの割り当てにしている場合は、VPN接続プロセス時のタイムラグを考慮し、以下を追加で記述します。
待機秒数は数字で指定します。例えば5秒の場合は 5 を記述します(5~10ぐらいで大丈夫だと思います)

timeout /t 待機秒数 /nobreak
net use 接続ドライブ名: \\リモート接続しているサーバー等のIPアドレス\共有フォルダ名

記述例)
rasphone -d "Server-VPN"
timeout /t 5 /nobreak
net use S: \\192.168.1.100\share

これを適当な名前で保存し、拡張子を「.bat」(例えば Server-VPN.bat )に変更してスタートアップフォルダに保存すればOKです。
※Windows10のスタートアップフォルダについては、このページの「Windows10のスタートアップフォルダのパス」の項目を参照下さい。


■Windows10でVPNを自動接続した場合の接続ダイアログを非表示にする

Windows10では標準機能で作成したリモート接続VPNを自動接続させた場合、VPN接続ダイアログが出てしまうので以下のパスのフォルダ内にあるrasphone.pbkを編集することにより、 ダイアログを表示しないで自動接続させることが出来るようになります。
C:\ユーザー\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Network\Connections\Pbk\ 内のrasphone.pbkをメモ帳などのテキストエディタで開き、 該当するVPN接続名セクションの「PreviewUserPw=1」となっている行の「1」を「0」へ書き換えればOK


■Windowsアカウントが頻繁にロックアウトされる

Windows11等でPCにログインしようとすると「参照されたアカウントは現在ロックアウトされているため、ログオンできない可能性があります」 というメッセージが出てログオンできない状態になった場合の対処法です。
これは、アカウントポリシーで設定されている回数以上にユーザー名やパスワードが違うなどの理由でログインできなかった場合に、 ある一定時間ロックアウトされてセキュリティを確保する仕組みが働いている状態です。 デフォルトでは10回間違えると10分間ログオンできない設定となっています。

この場合は、10分以上経つとロックアウトがリセットされるので、10分以上経ってから正しいユーザー名とパスワードでログインして下さい。 もしそれでもロックアウトされた状態なら、アカウントポリシーでリセット時間が変更されているか、ネットワークを通じた何か不正なログオンが試みられている可能性があります。 前者なら数時間ぐらい時間をおいて正しいユーザー名とパスワードでログインするか、別の管理者アカウントで入れる場合は、そこからアカウントポリシーを変更して下さい。 後者の場合は、ルータのファイアウォール等でブロックしてください。不正アクセスがあるかどうかは、イベントビュアーを開いてWidnowsログ→セキュリティ内に 「アカウントがログオンに失敗しました」等のログが大量に記録されていないか確認して下さい。


■リモートデスクトップの3389ポートを変更する

例えば社内LANのPCに外部からリモートデスクトップ接続をしたい場合、ルータにアドレス変換(静的IPマスカレード)の設定を行って リモート接続するPCのIPアドレスを指定しなければなりません。 リモート接続するPCが1台の場合には、静的IPマスカレードにリモートデスクトップのデフォルトのポート番号である3389ポート宛のTCPパケットをPCのIPアドレス宛に設定すればOKですが、 もし複数のPCにリモート接続する場合には、静的IPマスカレードではなく、 VPNで接続してリモート接続する方法がセキュリティ的にも無難です。

しかし、VPN接続が出来ない環境の場合には、複数の静的IPマスカレードを設定する方法を取ります。 その場合、3389のポートは1つの静的IPマスカレードでしか使用できない為、 2つ目以降の静的IPマスカレード設定には、外部からのアクセス用ポート番号をその数だけ用意して指定する必要があります。 (外部からのアクセス用ポート番号を追加した静的IPマスカレード設定には内部の宛先ポート番号を3389に変換すればOK)

基本的にはリモートデスクトップで接続したい社内PCの数だけ静的IPマスカレードを設定すればよいのですが、 その数が多くなってしまう場合、外部から指定するポート番号が増えるのでセキュリティ的に良い環境とはいえなくなります。 このような環境で少しでもセキュリティを高める方法として、 リモートデスクトップで使用するポート番号を、既知の3389ポートではなく別の番号に変更する方法があります。 変更の方法はリモート接続される側のPCで以下の設定をします。

1. 名前を指定して実行に半角で「regedit」と入力し、OKボタンをクリック。
2. HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Control→Terminal Server→WinStations→RDP-Tcpと開く。
3. 右ウィンドウの「PortNumber」をダブルクリックで開く。
4. 「10進数」にチェックを入れ、値のデータ欄に半角で変更したいポート番号を入力。
6. OKボタンでダイアログを閉じ、レジストリエディタを終了させる。
7. PCを再起動する。

これでポート番号が変更されました。レジストリを書きかえたマシンにリモートデスクトップ接続する際には、 「リモートデスクトップ接続」のコンピュータ名欄に「ホスト名:ポート番号」のようにホスト名の後ろにコロンをつけポート番号を指定してやればOKです。

※これに加えて、ファイアーウォールの詳細設定で、受信側に変更したポート番号を通過させる設定(TCP)を追加して下さい。 利用できるポート番号については、このページの下にある「自由に使えるポート番号」の項を参考にして下さい。


■リモートデスクトップ接続時に ’お使いの資格情報は機能しませんでした’ というメッセージが出る

Windows11でのリモートデスクトップ接続時に「Windows Defender Credential Guard では保存された資格情報を使用できません。資格情報を入力してください」 というエラーメッセージが出る場合があり、パスワードを入力すると接続できるのですが、 接続する度にこのメッセージが出るので、このメッセージが出ないようにする方法です。 いくつか方法がありますが、ここではグループポリシーを変更する方法を紹介します。 これはセキュリティにも関連するので、自己責任で実行して下さい。

1.タスクバーの検索またはコントロールパネルの検索で「グループポリシーの編集」を検索し、グループポリシーの編集を起動する。
2.コンピューターの構成 →管理用テンプレート →システム →Device Guardに進む。
3.「仮想化ベースのセキュリティを有効にする」をダブルクリックで起動し「無効」を選択してOKボタンを押して完了する。
4.PCを再起動するか、コマンドプロンプトを管理者モードで起動し「gpupdate /force」と入力してグループポリシーを強制再適用する。


■リモートデスクトップ接続時にスタートボタンからシャットダウンが出来ないようにする。

リモートデスクトップでの作業完了後、ローカルPCをシャットダウンしたつもりが、リモート接続先のPCをシャットダウンしてしまうような間違いをする場合があります。 特にリモート先が無人だっだ場合、PCの電源を入れられないのでリモートデスクトップで再接続が出来なくなってしまいます。 このような間違いがないように、リモート接続先のPCをシャットダウンできないように、スタートボタン内のシャットダウンボタンと再起動ボタンを非表示にする方法です。 リモート先のPCに以下のように設定します。

1.ファイル名を指定して実行を起動し、「gpedit.msc」と入力してOKボタンを押す。
2.ローカルグループポリシーが起動するので、ユーザーの構成 →管理用テンプレート →タスクバーとスタートメニューをクリックします。
3.右側ペイン内の「シャットダウン、再起動、スリープ、休止コマンドを削除してアクセスできないようにする」をダブルクリックで起動します。
4.ラジオボタンを「未構成」から「有効」に変更してOKボタンを押せばOKです。

この状態でもしシャットダウンや再起動が必要になった場合には、以下のようにコマンドプロンプトからシャットダウンや再起動を行えます。
「 1.シャットダウンの場合 →コマンドプロンプトを起動し、「shutdown -s -t 0」と入力してリターンキー
2.再起動の場合 コマンドプロンプトを起動し、「shutdown -r -t 0」と入力してリターンキー


■USBメモリを接続した時に自動的にエクスプローラが開くようにする

USBメモリを接続した時に通常はエクスプローラが開くのですが、何も変化しなくなりUSBメモリが正常に認識しているか自らエクスプローラを起動して確認しないとわからない状態になる場合があります。 これはよくDropboxなどのクラウドストレージをインストールした時に、 そのクラウドストレージ特有の確認ダイアログ(例えば接続したUSBメモリ内にある写真をクラウドストレージにアップロードしますか?など) を表示するように自動的に設定されることが要因です。そしてそのメッセージに対して「次回から表示しない」等のチェックをつけると、次からはUSBメモリを接続しても何も反応しない状態になる為です。

コントロールパネル →ハードウェアとサウンド →自動再生 と進み、「リムーバブルドライブ」項目のプルダウン内を「フォルダーを開いてファイルを表示(エクスプローラ)」 に変更して閉じればOKです。

■Windows10のスタートアップフォルダのパス(Windows10ではメニューから辿れない)

Windows10になってから、以前はスタートメニュー内にあったPC起動時にアプリケーションソフトを自動実行させる時の「スタートアップ」フォルダへのアクセス方法がなくなりました。 しかし、スタートアップフォルダ自体がなくなったわけではありません。以下のパスにあります。
C:\ユーザー\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ\

またはファイル名を指定して実行で shell:startup を実行する


■Windowsスポットライトの画像ファイルのパス

Windows10の起動時にユーザーログイン画面の背景にWindowsスポットライト(スライドショー)が設定されていると、 綺麗な背景画像が表示されます。この背景画は、以下のパスに保存されています。
C:\ユーザー\(ユーザー名)\AppData\Local\Packages\ Microsoft.Windows.ContentDeliveryManager_cw5n1h2txyewy\LocalState\Assets\

この中にある文字の羅列のファイル名のうち、サイズが数百MB以上のファイルが背景画の可能性が高くなりますので、 名前の変更でそのファイル名の後に「.bmp」を付けて画像を確認して下さい。


■ようこそ(ユーザーログイン)画面を表示しないで自動ログオン

PC起動時に複数のユーザーを作成しているか、またはパスワードを設定している場合には、PC起動時にユーザーログイン画面が表示されます。 この状態で特定のユーザー名でパスワード入力画面をスキップさせて自動的にログオンさせる方法があります。

1.ファイル名を指定して実行をクリック。
 (Windowsロゴキーを押しながら「R」でもOK)
2.名前に「control userpasswords2」または「netplwiz」と入力してOKボタンをクリック。
3.このコンピュータのユーザー名の中から自動ログオンさせたいユーザー名を選択。
4.「このコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックを外す。
5.OKボタンを押し、ユーザー名とパスワードの入力してOKボタンを押して完了。

この状態でログオンしたユーザーを切り替える場合にはログオフでユーザー切り替えを選択するか、 前ユーザーをログオンしたまま行う場合はスタートからロックをクリック(またはWindowsロゴキーを押しながら「L」キー)し、 ユーザーを切り替えればOKです。また、自動ログオン自体を解除するには、上記4番で、該当するユーザーを選択した後チェックを入れればOKです。

※Windowsのバージョンにより、4番が表示されない場合があります。 その場合はレジストリを以下の用に変更します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\PasswordLess\Device内にある DevicePasswordLessBuildVersionの値を「2」から「0」へと変更してPCを再起動します。
再度1番から実行すれば4番が表示されるようになります。


■Windows資格情報の編集(他のPCやWebサイトに記憶されたパスワードを編集)

ネットワーク内の他のPCにログオンする場合などに入力したパスワードを記憶させた後に、 そのパスワードを削除したい場合や、Webサイトに記憶させたログオンパスワードなどを変更や削除したい場合などは、 以下の方法でその記憶されたユーザーパスワードを編集できます。

コントロールパネルを開く →ユーザーアカウント →資格情報マネージャーと進むと、
Web資格情報にはWebサイトで入力したユーザー名とパスワード、 Windows資格情報には、他のPCのユーザー名とパスワードが保存されていますので、 目的のものをクリックして編集を行います。

また、ファイル名を指定して実行から以下のコマンドを実行する
control.exe /name Microsoft.CredentialManager


■WindowsのGodMode(ゴッドモード)機能の起動

Windowsには、カテゴリー別に一覧表から設定を変更できるGodMode(ゴッドモード:神モード)という便利な機能があります。 この機能はWindowsのメニュー構成からは起動できませんので、 以下の方法で起動する事が可能です。

1.デスクトップの空いている場所で右クリックし「新規作成」→「フォルダー」をクリック
2.作成されたフォルダーの名前の部分の「新しいフォルダー」の部分を以下のものに変更
  GodMode.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}
3.そのままエンターキーを押し、アイコンがコントロールパネルのようなものになればOK
4.そのアイコンからGodModeが起動できるようになります。


■Windowsで動作するアプリケーションが使用するCPUを限定する

現在のCPUは1つのCPU内にマルチコアと呼ばれる複数のCPUが内蔵されているものがほとんどで、パフォーマンスを上げる効果をもたらします。 しかし、マルチコアで動作させるとうまく動かないアプリケーションソフトも存在し、 そのようなアプリケーションソフトを動かすには、そのアプリケーションソフトが使用するCPUを1つのみに限定させるなど、 制限をすることでうまく動く場合があります。これを行うには以下の通り実行します。

1.タスクバーの空いている場所で右クリックし「タスクマネージャー」をクリック
2.CPUを限定させたいアプリまたはプロセス上で「詳細の表示」をクリック
3.選択されているプロセス上で「関係の設定」をクリック
4.CPU一覧が表示されるので、使用しないCPUのチェックを外せばOK

上記の方法で問題が改善されれば、CPUを限定することで使用を続けることができると思われます。 しかし、上記の方法では、PCを再起動すると設定がクリアされてしまうので、 そのアプリケーションソフトを起動する時に、この設定を自動的に実行させる方法を取ることで、 常にそのアプリケーションソフトをCPUを限定した状態で起動することが可能となります。

それには start /affinity コマンドを使用してアプリケーションソフトを起動します。 以下がその起動するバッチファイルの内容となります。 メモ帳などのテキストエディタで入力後、拡張子を「.bat」に変更し、 このバッチファイルを使って目的のアプリケーションソフトを起動します。

start "アプリケーション名" /affinity 使用するCPU番号 "起動するアプリケーションソフトのフルパス名"

例)start "メモ帳" /affinity 1 "c:\windows\notepad.exe"
(※affinity の後のCPU番号を1にすると、CPU0番のみを使って起動します)
CPU番号は、CPUのOn/Offを2進数とし、その足し算結果を16進数に置き換えたもので指定します。
CPU0番 →1
CPU1番 →2
CPU0番+CPU1番 →3
CPU2番 →4
CPU0番+CPU2番 →5
CPU1番+CPU2番 →6
CPU0番+CPU1番+CPU2番 →7
CPU3番 →8
以下同様の計算で指定する


■Widnows10のスタートメニューが表示されない場合

この現象は、今後WindowsUpdeteで改善される場合があります。

1. タスクマネージャーを起動します。
2.詳細タブをクリックし、プロセスの一覧からShellExperienceHost.exe 及び StartMenuExperienceHost.exeを選択し、タスクを終了する。


■Accessのruntime環境で、起動時にセキュリティエラーが出る時の対処法

1.ローカルPC内のAccessファイルの場合
下記値をレジストリに追加する(15.0の部分はOfficeのバージョンによる。15 →Office2013、16 →Office2016)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Access\Security\Trusted Locations\
新規でLocationNの名前でキーを作成し、(Nは既存Locationの番号に連番で追加する。なければLocation1) 作成したしたLocationNに文字列値を作成し、名前をPathにする。
作成したPathの値にAccessファイルがあるフォルダのパスを入力する 例)C:\program files\gsk\prg\

2.ネットワーク上のAccessファイルの場合(ドライブを割り当てている場合も必要)
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Access\Security\Trusted Locations\
新規でDWORD(32ビット)を作成し、名前をAllowNetworkLocationsとする。
値に00000001(16進数)を入力する

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Access\Security\Trusted Locations\
新規でLocationNの名前でキーを作成し、(Nは既存Locationの番号に連番で追加する。なければLocation1)
作成したしたLocationNに文字列値を作成し、名前をPathにする。
作成したPathの値にAccessファイルがあるフォルダのパスを入力する 例)\\server\dat\

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Access\Security\Trusted Locations\LocationN\(Nは上記で作成した番号)
新規でDWORD(32ビット)を作成し、名前をAllowNetworkLocationsとする
値に00000001(16進数)を入力する

※また、プログラムがあるフォルダのセキュリティタブで更新の許可を与える。


■Accessでデータベースが '矛盾がある状態' にあると報告される

この現象は、今後WindowsUpdeteで改善される場合があります。

1. コマンドプロンプトを管理者として実行で起動します。
2.次のコマンドをコピーしてコマンドプロンプトに貼り付けて実行します。
REG ADD HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\lanmanserver\parameters /v DisableLeasing /t REG_DWORD /d 1 /f
(※REG ADDの後にスペースを空けて続けて入力)

NET STOP SERVER
NET START SERVER

もし、バックエンドにあるAccessのデータベースでエラーが出ている場合は、そのデータが保存されているサーバー上で実行する必要があります。
詳しくはAccess でデータベースが '矛盾がある状態' にあると報告されるをご覧下さい。


■32ビット版Accessで開発したデータベースが64ビット版Accessでエラーが出る場合

32ビット版以前のAccessで開発したデータベースからWindowsのAPIを呼び出している場合、「Public Declare Function~」や 「Public Declare Sub~」で宣言している可能性があります。

この状態では64ビット版Accessではエラーになりますので、それを下記のように変更してコンパイルします。
Public Declare PtrSafe Function~
Public Declare PtrSafe Sub~
※Publicの部分がPrivateの場合は置き換えて下さい。省略されている場合は省略でOK。「Declare PtrSafe」となっていれば問題ありません(32ビット版Accessでも問題なく動作します)


■Access VBAエディタのパスワード解除

AccessのVBAエディタにはデータベースのパスワードとは別にパスワードを設定して、不用意にコードの改変が出来ないような仕組みがあります。 しかしこのパスワードを忘れてしまったり、以前の担当者が設定したパスワードを引き継ぎしなかったような場合には困る事があります。 このパスワードを解除する方法となります。 (あくまでもVBAエディタのパスワードの解除であってデータベースのパスワードの解除ではありません。 また、必ず成功するとは限りませんので元のデータベースは必ずバックアップを取ってから自己責任で実行して下さい)

1.バイナリエディタ(フリーソフトでもOK)を用意し、VBAエディタにパスワードがかかっているデータベースファイルを開きます。
2.文字列検索で「DPB」を検索し、頭の「D」を数字の「1」に変更し「1PB」にします。DPBは1か所とは限りませんので次検索で全てのDPBのDを1に変更します(経験上2~3か所ぐらいあると思います。 また書き換える文字はD以外の半角英数字なら1でなくてもOKです)
3.上書き保存します。
4.上書きされたデータベースファイルをAccessで開くと、「~は不正なキー'1PB'を含んでいます。プロジェクトのロードを続けますか?」 のようなエラーメッセージが出ますので「はい」のボタンを押すと通常起動すると思います。
5.VBAエディタを開いてパスワードが解除されているか確認して下さい。


■Excelで既存のブックの標準フォントを変更する

Excelで新規でブックを作成した場合の規定のフォントは、 ファイル→オプション→全般 と進み、「新しいブックの作成時」カテゴリ内の「次を規定フォントとして使用」にて使いたいフォントを選択しExcelを再度起動すれば変更できます。

しかし、既に作成されたブックの既定フォントは上記を実行しても変更されません。既存ブックの標準フォントを変更するには変更したいブックを開き、 ホームタブの「セルのスタイル」→「標準」で右クリックし、「変更」をクリック→「書式設定ボタン」→「フォント名」にて使いたいフォントを選択すればOKです。

さらに、上記を実行しても英数字を入力した場合、指定したフォントが出ない場合がります。その場合は、ページレイアウトタブ→テーマカテゴリ内にある「フォント」→「フォントのカスタマイズ」と進み、 英数字用フォントの「本文のフォント」にて使いたいフォントを選択すればOKです。


■LiveメールからOutlookにエクスポートする

Windows7を使っている場合、メールソフトはWindows Liveメールを使っている方もいるかも知れません。 しかし、Windows10ではLiveメールは新たにインストールが出来なくなりました。 ここではLiveメールデータをOutlookに移行する方法を紹介します。

メールデータ
1.Liveメールが入っているPCにOutlookをインストール
2.Liveメールのエクスポートからメールデータを選択
3.Exchengを選択してエクスポート(エラーで落ちる場合は次の項目参照)
 ※ここまで完了してOutlookを開くとデータが移行されています。
4.その後、別PCに移行する場合はOutlookからエクスポート
5.pst形式を選択
6.エクスポートするフォルダを選択(サブフォルダにもチェック)
7.適切な名前を付けてエクスポートしたものを別PCのOutlookメールデータフォルダ(デフォルトではこのフォルダはマイドキュメント内にある)に移動し、アカウントのデータと紐づける
※以下のOutlook→Outlookを参考に

アドレス帳
1.Liveメールのアドレス帳からエクスポート→csv形式を選択
2.姓と名にチェックを入れてエクスポート
3.一度excelまたはメモ帳で開き、別名の同じ拡張子で保存(文字コード変換のため)
4.3で保存したものをOutlookのインポートからcsv形式を選択(アカウントが複数の場合、既定のアカウント)
5.姓と名はそれぞれ姓と名に関連付けし、名前はメールアドレス1の表示名に付け替えてインポートする

Outlook→Outlook
1.マイドキュメントの中の「Outlookファイル」内にある「アカウント名.pst」を全て新PCの同じフォルダにコピーする。
2.Ootlookからアカウントを新規設定し、データ設定をそのアカウント名.pstに指定する。
3.もし先にアカウントを設定してしまった場合は同じメールアドレスのpstデータファイルが出来ている場合があるので、 その場合には古いpstファイルをリネームしてOutlookファイルにコピーし、 データの追加からその古いpstデータを追加すると、Outlook内にリネームしたファイル名でメールデータが表示されるので、 それを先に追加した正式なアカウントにデータをコピーする。
4.複数のアカウントがある場合でアドレス帳がうまく表示できない場合は、左ペインのアドレスのプロパティをクリックして アドレス帳で表示するにチェックを入れる
5.また、メインのアドレス帳(デフォルトでアドレスを出したいアカウント)にアドレスが表示されない場合は 表示されるアドレス帳からアドレスの全てを移動する。


■LiveメールからOutlookにエクスポート時のエラー

LiveメールからOutlookにエクスポート時にエラーでLiveメールが閉じてしまう場合があります。 これは、エクスポート中にエラーがあるメールが存在すると、その場所でLiveメールが落ちてしまうのです。 この症状が発生すると、そのフォルダ内のメールは移行が完了していないため、 Outlookで開いても移行されておりません。

この症状が出た場合には、特に複数のフォルダをまとめてエクスポートしている場合は、 一つ一つのフォルダを指定してエクスポートし、エラーが出るフォルダを特定します。 次にデスクトップ等に新規フォルダを作り、該当するフォルダを一度Liveメール形式でそのフォルダにエクスポートし、 その後Liveメールからインポートすることでエラーメールが解消されるようです。 Liveメールにインポートしたメールが「インポートされたフォルダ」というフォルダ内に確認が出来れば、 今度はそのフォルダ内にある該当のフォルダを改めてExchengを選択してエクスポートすることでエクスポートが可能となります。


■VirtualStoreフォルダ(ファイルの仮想化)について

Windows Vista以降、システムファイルが不用意に変更されないようにする仕組みの一つとして、 WindowsフォルダやProgramFilesフォルダに、権限なしに書き込みが行われた場合、WindowsフォルダやProgramFilesフォルダ内ではなく、 ユーザーフォルダ内にある「VirtualStore」という仮想フォルダの中に書き込まれるという仕組みが実装されました。

この仕組み自体はセキュリティ上は良い仕組みなのですが、直接ファイルを操作するような場合には問題が生じてしまいます。 例えば、ProgramFilesフォルダ内にインストールされているソフトから保存したデータが同じProgramFilesフォルダのソフトのフォルダ内に保存されているような場合、 ファイルエクスプローラからそのフォルダを開き、目的のデータをUSBメモリ等にコピーしようとした場合ですが、 この機能が働いている場合、目的のデータは保存されているデータではないことになります。 では実際にはどこに保存されているのでしょうか。
この場合、実際に保存される場所は
C:\ユーザー\(ユーザー名)\AppData\Local\VirtualStore\ProgramFiles\(ソフト名)
となり、この中にある該当するファイルをコピーすればよいわけです。

パソコンに詳しくない方なら直接ファイルを操作するようなことはあまりないかも知れませんが、 ある程度詳しい方なら、このようなファイル操作を行う場合があるかも知れません。 しかし、この仕組みがある事を知らないと、アプリケーションソフトからはC:\ProgramFiles内に保存したように見える為、 保存したファイルと実際にC:\ProgramFiles内にあるファイルとは違うものなので、 なぜ内容が違うのか頭を悩ます事になります。

特に、Windows7の64ビット版が出たあたりから、この現象が多く発生しています。 これはWindowsXP以前の32ビット版のWindowsソフトウェアを、64ビット版Windowsで実行させた場合に、 ソフトウェアがこの仕組みに対応していない為です。また、フリーソフトなどもこの仕組みに対応しないものがあり、 そのようなソフトをインストールする事で、このよう現象に悩まされる事になります。

この現象を回避する方法としては、いくつかありますのでご紹介いたします。どれかを事前に実行しておくことにより、 この現象を回避する事ができます。
1.C:\ProgramFiles\(目的のソフトのフォルダ)などにフルアクセス権限を与える
2.ユーザーアカウント制御の設定で変更通知を「通知しない」に設定する。
この他にもレジストリの変更などでも回避策がありますが、この2つが実用的かと思います。

それでは、以下に設定方法を解説致しますが、いずれもセキュリティが甘くなりますので、 実行する場合は自己責任でお願い致します。また、WindowsのProfessionalなどのエディションが対象となるものがあります。

目的のフォルダにフルアクセス権限を与える方法
1.ファイルエクスプローラを起動する
2.目的のフォルダ、例えば C:\ProgramFiles\(目的のフォルダ)上で右クリックし、「プロパティ」をクリック
3.「セキュリティ」タブをクリックし、編集ボタンをクリック
4.グループ名またはユーザー名の枠内にある「Users」を選択後、アクセス許可を「フルコントロール」にチェックを入れOKボタンをクリック
5.プロパティ画面でもOKをクリックすれば設定完了

ユーザーアカウント制御を変更する方法
1.コントロールパネルを開く(Windows8/10では、スタートで右クリック → コントロールパネル)
2.ユーザーアカウント → ユーザーアカウントと進み(Windows7では、ユーザーアカウントと家族のための安全設定 → ユーザーアカウント)
3.ユーザーアカウント制御の設定をクリックし、バーのつまみを最下位レベルの「通知しない」に設定する
4.OKボタンをクリックすれば設定完了

いずれの方法も、既にVirtualStoreに保存される設定になってしまったファイルに対しては効果はありません。 もしVirtualStoreフォルダに入る設定になってしまった場合には、上記VirtualStoreフォルダの場所を把握し、 手動でファイルの操作を行う必要があります。


■xcopyコマンドで更新されたファイルだけコピーする方法

xcopyコマンドでバッチファイルを作成し、それをタスクのスケジュールに登録する事により、 決まった時間に自動的にバックアップの処理を実行させる事も可能になります。 xcopyコマンドを使った特定のフォルダ内の更新されたファイルだけコピーする方法を解説します。

書式は、「xcopy コピー元フォルダのパス コピー先のパス 各オプション」となり、 以下の例ではドライブCのsampleというフォルダに入っているファイルすべてを 外付けHDDとして接続されたドライブEのbackupというフォルダ内のsampleのフォルダの中にコピーするというものです。

xcopy c:\sample e:\backup\sample\ /c /d /e /h /k /r /y

ここで設定されているオプションは、以下のようになります。
/c → エラーを無視する。
/d → 新しいファイルだけコピーする。
/e → サブフォルダもコピーする。(空であってもコピーします)
/h → 隠しファイルもコピーする。
/k → 属性もコピーする。
/r → 読み取り専用ファイルもコピーする。
/y → 無条件に上書きコピーする。
(この他にもオプションはありますが、バックアップ目的で使用するにはこれでOKです)

このコマンドを実行すると、最初はsample内のすべてのファイルや下層フォルダがコピーされますが、 2回目以降は/dオプションを指定しているので、新しいく出来たファイルや更新されたファイルだけがコピーされます。 これはコマンドプロンプトでそのまま実行してもよいのですが、 通常はメモ帳などでテキストファイルとして入力し、拡張子に「.bat」をつける事により、 バッチファイルとして保存しておき、それをタスクスケジューラで決まった時間などに実行させるようにすると、 簡易自動バックアップシステムとして使用できます。


■robocopyコマンドでファイルをミラーリングする方法

例えばあるフォルダ内にあるファイルやサブフォルダなど、同じ内容をコピーしたいとします。 これは基本的には前記で解説したxcopyで出来ますが、バックアップ目的などの場合、 通常は1回コピーすればよいというものではなく、定期的に実行する必要があります。 もし、前回コピーしたコピー元のファイルの中に、今回は削除されたファイルが存在する場合、 xcopyではコピー先にはコピー元で削除されたファイルは残ったままとなります。 このような場合に、コピー元と同じ状態をコピー先で保つには、robocopyコマンドを使用すると良いでしょう。

書式は、xcopyとほぼ同じで「robocopy コピー元フォルダのパス コピー先のフォルダのパス 各オプション」となりますが、 xcopyではファイルを指定できましたが、robocopyでは指定できるのがフォルダとなる点で、 ファイルを指定するにはオプションで指定する必要があります。
また、デフォルトでは、コピー元のフォルダ内にあるサブフォルダ以下はコピーされませんのでこれもオプションで指定する必要があります。

オプションはxcopyのオプションも使えますが、robocopyでは /mir というミラーリング(同期)をするオプションがあることです。 このオプションをつけることで、サブフォルダも対象となり、コピー元で新たに作成されたファイルや更新されたファイルの他に、 削除されたファイルはコピー先でも削除され、ミラーリングが出来ます。
以下の例ではドライブCのsampleというフォルダに入っているファイルすべてを 外付けHDDとして接続されたドライブEのbackupというフォルダ内のsampleのフォルダの中にミラーリングするというものです。

robocopy c:\sample\ e:\backup\sample\ /mir

ここでは /mirオプションを紹介しましたが、 robocopyはオプションも豊富で、特定のファイル名や拡張子、属性を指定したり、または除外したりも出来ます。 またログを記録したり、ミラーリング中にネットワークが切断した場合にコピーを中断したり再開できるオプションもあります。


■routeコマンドで経路情報を追加する方法

通常は同一ネットワーク以外への通信は、すべてデフォルトゲートウェイに送られます。 しかし、ある特定のIPアドレスへの通信を別のゲートウェイに送りたい場合があります。 そのような場合にはrouteコマンドを使用してルーティングテーブルにエントリーを追加する事で実現できます。
例えば192.168.3.0(以下サブネットマスクは24ビット)のネットワーク内にあるパソコンと、別の192.168.0.0のネットワーク内にある192.168.0.10の特定のサーバーとの通信を例に解説します。

192.168.0.0のネットワークはルータ(192.168.3.0側は192.168.3.253、192.168.0.0側は192.168.0.254)を介して接続されていると仮定します。 例えば192.168.3.0内のパソコンのデフォルトゲートウェイが192.168.3.254であった場合には、 1つのパソコン(192.168.3.2と仮定)から192.168.0.10宛てのパケットは192.168.3.254に流れて行きます。

しかし、routeコマンドでルーティングテーブルに経路を追加する事により、 192.168.0.10宛てのパケットを192.168.3.253のルータ宛てに送信することでサーバーとの通信が可能になります。 192.168.3.2のWindowsパソコンに、上記のルーティングをテーブルに追加する場合を例に解説します。

1.現在のルーティングテーブルの確認にはコマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。
route print と入力し、エンターキーを押します。

2.経路情報を追加する方法
route -p add 192.168.0.10 255.255.255.255 192.168.3.253 と入力しエンターキーを押します。

3.次にサーバー(192.168.0.10)のルーティングテーブルにも同じように以下の経路情報を追加します。
route -p add 192.168.3.0 255.255.255.0 192.168.0.254 と入力しエンターキーを押します。

4.経路情報を削除する方法は以下を実行します。
192.168.3.2のパソコン→ route delete 192.168.0.10 を入力しエンターキーを押します。
192.168.0.10のサーバー→ route delete 192.168.3.0 を入力しエンターキーを押します。

上記の例のように経路情報を追加する場合には「add」、削除は「delete」を使います。 その後に宛先IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、メトリック(省略可)の順で記述します。 追加の際に「-p」オプションをつける事により設定が保存されます(-pオプションをつけないと再起動後にクリアされます)


■HDD内リカバリー領域の起動方法

HDDのリカバリー領域からリカバリーをする方法ですが、その多くはパソコンの電源を入れた後、画面にメーカーのロゴや マザーボードメーカーのロゴなどが表示されている間に特殊キーを押す事でリカバリーメニューが起動するようになっています。 特殊キーとはF1~のようなファンクションキーやShift、Ctrlキーなどですが、これはメーカーやモデルによって違っています。

≫ソニー/シャープ → 「F10」
≫Lenovo(IBM)/日立/NEC →「F11」
≫富士通/DELL →「F12」の起動メニュー内から起動する
≫東芝 →「0」を押しながら電源を入れる
≫パナソニック → BIOS設定画面で終了からリカバリー領域を起動
≫HP →「F10」や「F11」

また、NECでも「F8」キーのWindows拡張オプションメニュー内から起動したり、 DELLのノートPCなどはF8で修復するメニューから一度ログオンしないとリカバリーメニューが出ないものなど メーカーで統一されているものではなく、同じメーカーでもキー操作が違うものもありますので、 正確にはパソコンに付属するマニュアルで確認してください。


■スタートアップでコマンドプロンプトを出す

パスワードがわからなくなってWindowsにログオンできなくなった場合などに、 起動ディスクからコマンドプロンプトを起動し、net userコマンドなどでユーザー名やパスワードを変更して回復させる場合に利用できます。

起動ディスクからコマンドプロンプトを起動してコマンドを入力します。
X:¥Sources>d:
D:¥>cd ¥windows¥system32
D:¥Windows¥System32>ren utilman.exe utilman.org
D:¥Windows¥System32>copy cmd.exe Utilman.exe

1 個のファイルをコピーしました。
D:¥Windows¥System32>exit

これでOSを起動すると、ユーザーログイン画面からコマンドプロンプトを開くことができるようになります。 作業が終了したらutiliman.exeを元に戻すのを忘れないでください。


■コマンドプロンプトを管理者権限で起動する

Windowsマシンでコマンドプロンプトを管理者権限で起動する方法ですが、 通常はスタートメニュ→Windowsシステムツール→コマンドプロンプトで右クリックし、 その他→管理者として実行をクリックすれば起動します。 常に使用する自分のPCなどでは、C:¥Windows\system32\cmd.exeに対するショートカットを作り、 プロパティの詳細設定で、管理者として実行にチェックを入れる事で そのショートカットから管理者権限でコマンドプロンプトを起動できます。 しかし、不特定多数のPCの場合は次の操作が便利です。

スタートキー(Windowsロゴのキー)+R でファイル名を指定して実行を開き、 名前に「cmd」と入力し、Ctrl + Shiftを押しながら OKボタンかエンターキーを押す。
これでコマンドプロンプトを管理者権限で起動できます。


■コマンドプロンプトでよく使うコマンドなど

chkdsk /r(チェックディスク修復あり)
Fixboot(ブート領域回復:旧システムMBRの場合)
Fixmbr(MBR領域回復:旧システムMBRの場合)

msconfig(スタートアップ設定)
regedit(レジストリエディタ起動)
administrator(アドミニストレータ(管理者)ユーザー名)
sfc /scannow(システム領域のスキャンと回復:WinシステムCDを要求される場合あり)

net user (ユーザー一覧)
net user administrator /active:yes(administratorを有効にする:OSをプロンプトで起動後に実行 ※スタートアップでコマンドコンソールを出すを参照)
net user administrator 設定するpassword(パスワード設定)
net user ユーザー名 パスワード(省略可) /add(ユーザー追加)
net user ユーザー名 /delete(ユーザー削除)

ipconfig /all (NT/2000/XP)
net config workstation (NT/2000/XP)
winipcfg (Win98など)
net config (98/me)

ping IPアドレスまたはホスト名(応答速度確認)
tracert IPアドレスまたはホスト名(経路情報)


■301リダイレクトを使って永久転送する

Webサイトのドメイン変更などで、旧ページから新ページへの転送や、検索エンジンの評価を引継ぎたい場合などには301リダイレクトをする方法があります。 301リダイレクトはいくつかの方法がありますが、サーバーの仕様などで使えない事もあります。 ここでは一番無難な方法を解説します。
その方法は、旧ドメインのトップディレクトリにファイル名「.htaccess」というテキストファイルを作成し、以下を記入します。

A≫古いドメイン全体を新しいドメインへ301リダイレクトする場合
Redirect 301 / http://新しいドメイン名/
例)Redirect 301 / http://atarashii-domaim.com/

B≫ドメインは同じで個別のディレクトリを新しいディレクトリにリダイレクトする場合
Redirect 301 /旧ディレクトリ名/ http://同じドメイン名/新しいディレクトリ名/
例)Redirect 301 /old-directory/ http://onaji-domaim.com/new-directory/

C≫ドメインは同じで旧ファイルを新しいディレクトリの新しいファイルにリダイレクトする場合
Redirect 301 /旧ディレクトリ名/旧ファイル名 http://同じドメイン名/新しいディレクトリ名/新しいファイル名
例)Redirect 301 /old-directory/old-file.html http://onaji-domaim.com/new-directory/new-file.html

BとCの例ではドメインを新しいドメインにする事により、新しいドメインの新しいディレクトリやファイルに転送する事も可能です。 複数のディレクトリやファイルを301リダイレクトしたい場合には1行ずつ記入します。 注意点としては、間違えて同じドメインやディレクトリに転送設定するとループになってしまいますので気をつけて下さい。 また、転送元の評価を引き継ぐには、古いURLは少なくとも6カ月、出来れば1年ぐらい残しておくことをお勧めします。


■常時SSLした後に301リダイレクトを使って永久転送する

301リダイレクトを使って、Webサイトを常時SSL化した後でも、 ユーザーが古い「http://www.sample.com/」などでアクセスしても、 SSL化された「https://www.sample.com/」にアクセスできるようする設定です。

上記のドメインの例でのドメイン全体を301リダイレクトの方法は、.htaccess内に次のように記載すればOKです。

#HTTPからHTTPS(SSL)へ301リダイレクトする。
#3行目のドメイン名は該当ドメインに入れ替えて下さい。
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://www.sample.com/$1 [R=301,L]


■WebサイトをレスポンシブWebデザインにする方法

1つのURLでPCで見るWebサイトとスマートフォンで見るWebサイトにそれぞれに最適化された表示になるようにするには、 レスポンシブWebデザインされたHTMLソースにする必要があります。 これにより、1つのHTMLソースで、PCやタブレット、スマートフォンなどのデバイスにそれぞれ自動的に対応した表示方法になるので、 後からのメンテナンスもやりやすくなります。
以下はレスポンシブWebデザインを作る上での要点です。

1.ビューポートの設定
ビューポートを設定する事で、閲覧されるデバイスのブラウザ表示幅に最適化された大きさで表示が制御できるようになります。 方法は、headタグ内に次の記述を入れます。
<meta name=viewport content="width=device-width, initial-scale=1">

2.コンテンツのサイズをビューポートに合わせる
もし、固定幅(絶対値)で指定されている画像やDIVブロックなどがある場合、 適切な大きさで表示できるように変更します。 例えば width:800px; などは width:100%; のように相対指定に書き換えます。 また、スマートフォンで表示すると小さくて見にくくなってしまう画像などは、 スマートフォン用に別に画像ファイルを用意してデバイス毎に切り替えます。 基本的にはスマートフォンなどで表示した場合に、 文字であれ画像であれ横スクロールなしに視認できるように表示できれば良い事になります。

3.メディアクエリを使用して各デバイスで表示するスタイルを指定する
CSS3では、ブラウザの幅に応じて表示を切り替えるメディアクエリが使えるようになりました。 これを利用して、CSS内にて各デバイスに対応する表示幅に応じて使用するスタイルシートを指定します。
(以下は基本的なCSS内の記述例ですが、ブラウザの横幅が640px以下とそれを超える幅とでスマートフォン用とPC用とに分けています)

/* 共通用 */

  /* 以下にブラウザに依存しない共通スタイル項目を記述する */


/* PC及びタブレット用 */
@media screen and (min-width: 641px) {

  /* 以下にブラウザの横幅表示が641ピクセル以上の場合のスタイル項目を記述する */

}


/* スマートフォン用 */
@media screen and (max-width: 640px) {

  /* 以下にブラウザの横幅表示が640ピクセル以下の場合のスタイル項目を記述する */



4.その他の留意事項

・スマートフォン用のメニューやリンクなどのアンカーが設定されている部分は、 指でタッチする事を考慮して適度にリンク同士の距離を取る。

・ FlashやSilverlightなどのプラグインは、スマートフォンやタブレットでは表示出来ないもが多いので使用しない。 動画やアニメーション、インタラクティブなメニューなどが必要な場合はHTML5で対応する。

・クリッカブルマップ(イメージマップ)などはjqueryプラグイン などを使用して、リンク部分も画像の大きさに応じて相対的に変化するような仕組みを取り入れる。

・CSSメディアクエリに対応していないブラウザ(例えばIE8など)を考慮する場合には、 フリーのJavaScriptなどを利用して対応する事もできますが、これらの古いタイプのブラウザはいずれ使われなくなるので、 それまでの応急的方法として、CSS内の共通スタイル項目(上記3番の共通用の部分)にPC用とCSSメディアクエリに対応しないブラウザ用のスタイルを記述し、 スマートフォンで重複する項目は、スマートフォン用のスタイル項目でそれを上書きする方法で対応する事も可能です。

以上、レスポンシブWebデザインの要点をまとめましたが、詳しい指定方法や各オプション値などはWebで検索してみて下さい。 また、googleのサイトに参考記事がありますので併せてご覧下さい。 参考) レスポンシブ ウェブ デザイン



■ショートカットキー

主なWindowsショートカットキー一覧
※CtrlはControlキー、WinはWindowsロゴマークのキー、+は組合せて押す。
ショートカットキー操作内容
Ctrl + Cコピー
Ctrl + V貼り付け
Ctrl + X切り取り
Ctrl + Z元に戻す(やり直し)
Ctrl + Aすべて選択
Ctrl + F10全角入力時に辞書ツールを起動
Ctrl + Shift + Escタスクマネージャの起動
Winスタートメニュー
Win + Rファイル名を指定して実行
Win + Dデスクトップの表示
Win + Lユーザー切り替え(またはロック)
Win + Pauseシステムのプロパティ
Alt + F4フォーカスがあるウインドウを閉じる
F1ヘルプ
F2名前の変更
F3検索
F4フォーカスがあるプルダウンメニューを開く
F5最新の情報に更新
F10入力中の全角文字を半角英字に変換
その他のショートカットはMicrosoft ショートカットキー一覧をご覧下さい。


■自由に使えるポート番号

ポート番号は0番から65535番までありますが、それには3つのタイプがあり、以下のようになっています。

・0番~1023番 well-known port(ウェルノウンポート)
 予約済みポートで用途が決まっていてユーザーは使えません。

・1024番~49151番 registerd port(登録済みポート)
 予約済みポートでやはり使わないほうがよい番号です。

・49152番~65535番 dynamic port(ダイナミックポート)
 ユーザーが自由に使えます。

この事から、ユーザーが自由に使う事ができるポート番号は49152番~65535番の範囲となります。 この範囲のポート番号は、クライアント側のアプリケーションも、使用していないポートを自動的に割り当てて使いますが、ユーザーも自由に使う事ができます。 ユーザーがポート番号を変更したり指定したりするネットワークシステムの注意点としては、そのポート番号の管理が必要になります。 特に外部からルータの静的IPマスカレードを使ってLAN内の同じプロトコルの複数の機器に接続する場合には、 外部から指定するポート番号を重複する事ができませんので、使用しているポート番号の一覧表などを作成して管理する事が重要です。

参考までに、主な予約済みポート番号一覧
20/TCP :FTP-DATA(FTP)
21/TCP :FTP (FTP)
22/TCP :SSH (SSH)
23/TCP :TELNET(TELNET)
25/TCP :SMTP(メール送信)
80/TCP :HTTP(Web)
110/TCP :POP3(メール受信)
123/UDP :NTP(時刻同期)
137/TCP,137/UDP :NETBIOS-NS(ファイル共有)
138/TCP,138/UDP :NETBIOS-DGM(ファイル共有)
139/TCP,139/UDP :NETBIOS-SSN(ファイル共有)
143/TCP :IMAP4(メール受信)
443/TCP :HTTPS(Webセキュリティ)
445/TCP :ダイレクトホスティングSMBサービス(ファイル共有)
587/TCP :Submission(メール送信)
161/TCP :SNTP(時刻同期)
3389/TCP :リモートデスクトップ

VPN関連ポート
500/UDP :IPsec(ISAKMP)
1701/UDP :L2TP(パススルー)
1723/TCP :PPTP(パススルー)
4500/UDP :IPsec(NATトラバーサル)
espプロトコル
※ポートの宛先は通常LAN側アドレスとなります。


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